Ubuntuでパッケージを更新する


Why

Ubuntuはaptと呼ばれるパッケージ管理方法を用いている。
そのためカーネルのバージョン管理もaptで行うことが可能。

CVE-2024-1086が公開されていたので、個人の開発環境のカーネルのバージョンを確認した。

uname -r
5.15.0-52-generic

更新が必要そうなバージョンだった。
Ubuntuの公式によると、5.15系では5.15.0-101で修正版がリリースされているらしい。

What

Ubuntuでのパッケージを更新していく。

カーネル類は/bootに実体がある。
更新前に/bootの容量を確認して十分な空き容量があるか確認する。

df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
tmpfs           389M  1.5M  388M   1% /run
/dev/sda4        27G   15G   12G  57% /
tmpfs           1.9G     0  1.9G   0% /dev/shm
tmpfs           5.0M     0  5.0M   0% /run/lock
/dev/sda2       488M  373M   79M  83% /boot
tmpfs           389M  4.0K  389M   1% /run/user/1000

空き容量確保のため不要なパッケージを削除しておく。

sudo apt autoremove -y

カーネルと合わせて他のパッケージも更新する。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

不要なパッケージを削除する。

sudo apt autoremove -y
sudo apt autoclean -y

再起動

sudo reboot

脆弱性対応済みバージョンに更新できた。

uname -r
5.15.0-101-generic